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エレン「アニと組手して怪我したら大変なことになった」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 22:51:10.83 ID:/3GtQQOt0

アニ「なんだぁエレン。今日は全然だな」

エレン「あ、アニ。今日は少し調子悪くてさ」

アニ「分かった。なら気合入れてやるよ」

エレン「ぜ、全然わかってねぇ!」

ドンッ
ゴキッ

エレン「ぐああああっ」

アニ「え、エレン!大丈夫か!?」

エレン「ぐぅぅ・・・」

なんだぁ?どうした?
イェーガーが怪我をしたぞ!衛生班!!

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 22:52:29.62 ID:/3GtQQOt0

ミカサ「エレンっ。大丈夫?今、医務室に連れて行くからね」

教官「アッカーマン。訓練に戻れ」

ミカサ「ですが」

教官「戻れ」

アルミン「ミカサ。エレンは平気だよ。専門家に任せよう」ヒソヒソ

ミカサ「・・・はい」

アニ「私の責任です。医務室へ同行します」

教官「・・・良いだろう。後で私の所まで出頭するように」

アニ「はっ」

ミカサ「・・・」ジッ

アニ「・・・なんだよ」

ミカサ「・・・別に」

アルミン「み、ミカサっ。行こうっ」

ミカサ「うん」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 22:54:48.13 ID:/3GtQQOt0

エレン「いつつっ」

衛生隊「捻挫だね。一時的に脱臼したかもしれないから1週間は動かさないこと」

エレン「はい」

衛生隊「しばらく経過見たいから今日の課業時間はここにいること。教官には私から伝えます」

エレン「ありがとうございました」

アニ「・・・よ、ようエレン」

エレン「アニか。ははっ、ぼーっとしてたら変なふうに落ちちまった」

アニ「・・・その、わ、わるかっ」

エレン「だけどアニも加減ってものを知らねーよな。この戦闘狂が」

アニ「っ。エレンが弱っちいだけだろっ」

アニ「受け身もマトモに取れないなんて情けないよ。そんなんで調査兵団?はっ」

エレン「う、ぐっ。て、てめぇ謝りもしねーのかよっ」

アニ「いつものエレンなら問題なかったろ?一方的にお前がしくじっただけだ」

エレン「けっ」

アニ「ふんっ」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 22:56:59.99 ID:/3GtQQOt0

私が悪いことくらいわかってる。

でも、なぜかエレン相手に下手には出ることが出来ない・・・

謝りたいのに・・・

・・・コイツが弱っちいせいだ


アニ「な、なぁエレン」

衛生隊「イェーガー訓練兵。コレで熱を測って。それとレオンハート訓練兵。もう大丈夫だから復帰してよし」

アニ「・・・はい」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 22:59:42.63 ID:/3GtQQOt0

教官「今回の事故はイェーガーの体調管理不備に起因する。よって、訓練法に問題はなかったものとする」

アニ「はい」

教官「しかしだ。仲間を怪我させたことには違いない。完治までの間、イェーガーの訓練補佐を行え。以上」

アニ「はっ」


・・・さて。どう謝ろう
あーくそっ。まどろっこしいのは嫌いだ。もうとっとと一言謝って終わりにしよう


ガラッ

アニ「あー、エレン?その、すまな」

ミカサ「はいエレン。りんご剥いてあげる」

アルミン「ち、超硬ブレードで剥くのはダメだよっ」

ミカサ「? だってコレが一番使い慣れてる。毎日整備してるから汚くない」

クリスタ「エレン、三角巾が苦しそうだよ。直してあげるね」

エレン「く、クリスタ・・・。顔が近いよっ・・・」

アニ「」

アニ「・・・よう。楽しそうだな」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:02:52.34 ID:/3GtQQOt0

エレン「お、おうアニ。教官怒ってたか?」

アニ「まあな。お前も片腕だけど訓練は普通に出ろってさ」

エレン「うへぇ。やっぱそうだよな」

ミカサ「それよりもアニ。エレンに何か言うことは無いの?」

アニ「あるな。体調悪かったら巨人は手加減してくれるのか?気を抜くんじゃないよ」

ミカサ「・・・」

アルミン「み、ミカサっ。取り敢えずブレードは仕舞おう?ほらっ訓練外で抜き身だと怒られるからさっ。ね?」

クリスタ「アニ。もう少し言い方が・・・」

エレン「良いんだクリスタ。アニの言うことは最もだ」

クリスタ「エレン・・・」

アニ「さ、隊舎に戻るんだろ?荷物持ってやるよ」

ミカサ「私がやるから貴方は下がっていて」

アニ「そうしたい所だが、あいにく教官から完治まで色々な補佐を命じられてるんでね。サボると私が困ったことになるんだ。ほらっ、行くよ」

エレン「お、おう」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:06:24.54 ID:/3GtQQOt0

食堂

ざわっ・・・ざわっ・・・
なん・・・だと?
あのアニが・・・どういうことだ?

アニ「利き腕動かせなくて食べにくいだろ?ほら、口開けろ」

エレン「い、いいよアニ。左でもなんとか・・・。右手だって動かせない訳じゃ」

アニ「それで回復遅くなるのか?完治するまでって言われてるんだからさっさと治せ。私だってめんどくさい」

ミカサ「なら私がやる」

アニ「エレン?怒られるのは私とお前なんだぜ?勘弁してくれよ」

エレン「わ、分かった。食べるよ・・・」

あーん
おおっ

ミカサ「・・・」

アルミン「み、ミカサ?フォークを逆手に持つのは行儀悪いからさっ、な、直して」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:09:35.43 ID:/3GtQQOt0

早朝

ギシッ・・・ギシッ・・・

エレン(う、うん・・・なんか重い・・・温かいけど・・・)

アニ「・・・・・・」

エレン「・・・っ!??あ、アニっ何やってっ」

アニ「しっ。まだ皆寝てる」

エレン「なら何でお前が居るんだよっ」

アニ「着替えにくいだろ?それじゃ朝の点呼に間に合わない。手伝ってやるよ」

エレン「あ、アニっ、どこさわってっ」

アニ「良いからさっさと寝間着脱ぎな」

エレン「わかった、分かったから自分で脱ぐよっ」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:11:18.85 ID:/3GtQQOt0

ギシッ・・・ギシッ・・・


マルコ「・・・んぁ?」

エレン「アニっ、下はダメっ」ヒソヒソ

アニ「良いからさっさとしろ。皆起きちゃうだろ?」ヒソヒソ

エレン「そ、そこまで脱がすこと無いだろっ」ヒソヒソ

アニ「ワリィ。暗くて見えなかった」ヒソヒソ


ギシッ・・・ギシッ・・・


マルコ「・・・」

マルコ「僕は何も見ていない」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:12:50.23 ID:/3GtQQOt0

パッパラパー
起床!点呼!

ライナー「おらおら起きろ起きろ!営庭に走れ!!」

やべっ、俺のズボンどこだっ
知らねーよっ馬鹿っそれ俺の上着だっ

バタバタバタ

アニ「さ、行くよ」

エレン「お、おうっ」

アルミン「あ、アニ!?何でここに居るの!?」

アニ「こいつ着替えさせてた」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:15:20.61 ID:/3GtQQOt0

コニー「訓練兵団、欠員なし!集合完了!異常なし!」

教官「コニー・スプリンガー。貴様の目は節穴か?やり直せ」ググググ

コニー「し、集合完了。イェーガー訓練兵負傷。その他異常なし・・・」ミシミシミシ

教官「他のものも聞け!!ただ機械的に点呼をこなすな!戦力の掌握は指揮官の最重要任務である!自分が長の時はその命を持って責務を行え!」

「「はい!!」」

教官「よし!!。本日は夕刻に単独による夜間集結演習を行う!危険の伴う演習だ!出発前に必ず装具の確認を行うこと!夕食は集結地点にて携行食を支給する!」

・・・あれマズイんだよな
さ、最悪です・・・

教官「なお、助教が現場で野生動物を仕留めて待っている。肉だぞ!以上!事後の行動に移れ!」

「「はっ!!」」

おぉっ
ニクキターッ
盛り上がってまいりましたああああああ

助教(ぷ、プレッシャーやべぇ。本当に仕留められるかな・・・)ダラダラ



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:19:57.63 ID:/3GtQQOt0

教官「撃てっ!」


ドドドドン


助教「着弾確認。良!!」

教官「・・・よし。次弾装填!」

エレン「っふ、っふ」

アニ「エレン、そんなんじゃまっすぐ飛ばないぞ。もっと力込めろっ」

エレン「あ、アニっ。な、何もそんなにくっつかなくても良いだろっ」

アニ「あたし一人でやれってか?お前もやらなきゃ意味ないだろ。しっかり持てっ」

エレン「でも、その・・・色々。その・・・」

アニ「小さいからこうでもしなきゃお前に手が届かないんだよ。よし、砲弾を込めるぞ。流石にコレは私がやるわ」

エレン「お、おう。頼む」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:21:09.07 ID:/3GtQQOt0

アニ「よっと」

ミカサ「・・・」ドンッ

ゴトッ

教官「アニ・レオンハート!!砲弾を落とすとは何事だ!!」

アニ「は、はい!すみません!!」

ミカサ「ごめん。見えなかった。小さくて」

アニ「あ?」

アルミン「み、ミカサっ速く弾込めてよっ。ほら、速く!!」

ミカサ「うん」

アニ「・・・」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:23:11.91 ID:/3GtQQOt0

エレン「よっと。3射準備よし!!」

教官「よしっ!!」

アニ「・・・」ぽいっ

ミカサ「っ」ぼすっ

アニ「あ、ごめん。槊杖置き場かとおもった。黒いから」

ミカサ「・・・」マックロ

アルミン「よ、4射準備よし!」

教官「よしっ!!目標2列4的!撃ち方よーい!!」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:27:02.60 ID:/3GtQQOt0

教官「本日の課業はここまでとする。3時間後に第1種兵装にて営庭集合。演習地へ向け前進する。それまでの間、装具の点検を必ず行なっておけ。質問は?」

クリスタ「あのっ、エレ、イェーガー訓練兵も参加するのでしょうか?」

教官「当然である。本演習は全員参加だ」

クリスタ「彼は片腕が使えません・・・。本演習参加は危険と思われます」

教官「そうか。では貴様は負傷した兵士は置き去りにして行軍するのだな?良い判断だ。指揮官向きだぞ」

クリスタ「っ」

教官「他には?」

ミカサ「イェーガー訓練兵には私が同行しても?負傷した兵を護るのはより強いものが行うべきかと」

教官「ならん。強いものは攻撃に回すべきである。結果的に友軍全体の被害が減る事になる」

ミカサ「・・・」

教官「アッカーマン訓練兵。先に言っておく。本演習において、作戦目標を度外視した行動を行った場合、その行動を行わせたものに責任を取らせる」

ミカサ「っ」

教官「他には?」

サシャ「はいっ!」

教官「・・・肉の量は知らん。以上、解散!」



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:28:59.67 ID:l7NhSYxq0

サシャwww



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:32:10.72 ID:/3GtQQOt0

アニ「エレン、もう一回立体機動装置を分結しとこうぜ」

エレン「そうだな。それと一回は片手で試しておきたい。訓練塔付き合ってくれるか?」

アニ「ったくしゃーねーな。貸しだぞ」

エレン「はぁ!?元はと言えばアニのせいだろ!」

アニ「あれ、そうだっけ?」

ミカサ「・・・」

アルミン「ミカサ?アニだって下手じゃない。大丈夫だよ」

ミカサ「・・・うん」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:34:12.99 ID:/3GtQQOt0

馬車内

ゴトゴトゴト

教官「次っ!ジャン・キルシュタイン!! 行け!」

ジャン「はっ」

カシュッ

アニ「エレン。そろそろ私らの番だぞ」

エレン「わかってる。くそっ。思ったより暗いな」

アニ「ああ。この際速度は良い。慎重に行こうぜ」

エレン「そうだな」

教官「次!イェーガー・レオンハート組!行け」

エレン・アニ「はっ!」

カシュッ



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:39:45.56 ID:/3GtQQOt0

ヒュンッ
カシュッ

エレン「はぁっ、はぁっ。バランス取りにくい上に見えねぇっ」

アニ「ああ。それにこの先さらに森が深くなりそうだ」

アニ(・・・ようやく二人きりになれたな・・・。今なら、謝れる・・・と思う。いや、謝る)

アニ「なぁ、」

エレン「アニ! この方角で合ってるか?自信無くなってきたっ」

アニ「あ、ああ。・・・あれ?」

エレン「・・・方向分からない癖に前飛んでたのか?」

アニ「う、うるせぇよ。星は・・・。木が邪魔で見えないなどこか開けた所に出るか?」

エレン「少し北に行くと川があったと思う。明るいし、開けてるからそこでガス交換と観測やっちまおう」

アニ「おっけ」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:43:43.39 ID:/3GtQQOt0

アニ(くそっ。何でいつもいつもコイツはタイミング悪いんだ・・・。全部エレンのせいだっ)

アニ(もういい。勢いで謝っちまおう。それで終わりだ)

アニ「エレン!あのさぁ!その怪我の事だけどっ」

バキャッ

アニ「!??」

アニ(木が腐ってやがったっ、それに思ったより川が近いっ!!もう落ちるしかねぇ!)

エレン「アニーっ!!」

アニ「ばっお前までっ」


ばっしゃーん!!



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:46:18.75 ID:/3GtQQOt0

教官「・・・コニー・スプリンガー帰着!。休んでよし!」

コニー「は、はい・・・はぁ、はぁ」

ライナー「よ。遅かったな。ビリに近いぜ」

コニー「うるせぇよ。こっちの馬車は俺が最後に出発だったんだよ」

助教達が帰ってきたぞ!!
うぉらガキども!イノシシだ!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

コニー「おっ。いいタイミングじゃん。イノシシか。食ったのいつ以来だっけかな」

クリスタ「コニー。エレン達と同じ馬車だよね。何か知らない?」

コニー「知らねぇな。そもそも俺のだいぶ前に出たぞ。まだ来てないの?」

クリスタ「そう・・・」

アルミン(・・・いくら怪我してるからって遅すぎる・・・。何かあったのかな)

ミカサ「・・・アルミン」

アルミン「駄目だよ」

ミカサ「・・・でも、」

アルミン「わかってる。でも少し待ってて」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:50:18.01 ID:/3GtQQOt0

・・・

・・・ニ

アニ!!


アニ「ぁ」

エレン「大丈夫か?状況わかるか?」

アニ「・・・川に落ちたんだな。・・・くそっ結構な高さだな」

エレン「ああ。怪我は?」

アニ「・・・腰を強く打ったみたいだ。でも動けなくはない」

エレン「そうか、よかった。立てそうか?」

アニ「ああ。・・・っ!?え、エレンっ怪我したのか?」

エレン「ん?ああ、血は出てるけど大したことない。肩のほうがよっぽど酷いよ」

アニ「・・・」

エレン「あ、いや、そういう意味じゃなくて・・・その、」

アニ「・・・」ギュッ

エレン「あ、アニさん!?な、なんで抱きつくのかな!?」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:53:12.49 ID:/3GtQQOt0

アニ「ごめんっ・・・ごめんな、エレン・・・」

エレン「うぇあ!?な、なに?」

アニ「ごめ・・・ごめんなさい・・・。いつも、いつも・・・私のせいで・・・」

エレン「いや、えっと。その、」

アニ「ひぐっ・・・」

エレン「あ、アニっ。俺はその、アニの事、すげぇと思ってる」

アニ「・・・」

エレン「アニのお陰で格闘術だって上位に入れた。アニのお陰で戦う気構えを学ぶことが出来た」

アニ「・・・」

エレン「お前が居なきゃ、俺は何時までもただのガキだった。でも、アニが居たから俺は戦う力を付けることが出来る」

アニ「・・・」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:54:43.01 ID:/3GtQQOt0

エレン「・・・いや、そん、だからさ。その、」

アニ「ふんっ」

エレン「ふぉわっ」

バタンッ

エレン「な、なにすんだよ!!」

アニ「受け身はしっかり取れてるね。なら平気ってのも嘘じゃねーな」

エレン「て、てめぇ」

アニ「ほらっ。とっとと皆の所に帰るぞっ」

エレン「・・・ああ。やっぱアニはそうじゃなくっちゃなっ」

アニ「なんだぁ?女らしく無いってか?」

エレン「自覚有るんだろ?」

アニ「はっ。ならてめぇはもっと男らしくなりな!」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/19(金) 23:58:02.09 ID:/3GtQQOt0

肉うめーっ
やべぇ。マジで訓練兵団入ってよかったよ・・

アルミン「・・・」ソワソワ

教官「・・・」

教官「アルレルト。貴様は食わないのか?」

アルミン「うひゃっ、た、食べてますっ」

教官「そうか。久々の肉だ。堪能しろ」

アルミン「はっ」

教官「・・・人が少ない気がしないかね?アルレルト」

アルミン「え、いや、普通だと思います。点呼で、エレン達以外は居ましたし・・・」

教官「・・・して、アッカーマンはどこだ」

アルミン「ふえっい、今さっき用を足しに行きました・・・すぐ戻るかと」

教官「・・・そうか。そう言えば静かだな。サシャ・ブラウスはどうした?」

アルミン「お、お肉を他の人に奪われないようにこっそり隠れて食べて、ますっ」

教官「・・・そうか。そう言えば、ライナー・ブラウンの姿が」

アルミン(い、言い訳も限界だよっもうだめだあああ)



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:00:50.65 ID:h8OBKD6j0

エレン「・・・ここから登れそうだな」

アニ「おぶってやろうか?」

エレン「ウルセー。一人で登れるよっ。行くぞっ」

カシュッ
ヒュンッ

アニ「エレンっ、この上は弱そうだっ迂回するぞっ左周り!」

エレン「おっけ!」

ヒュヒュッ

アニ「よっと。ちゃんと付いてきてるか?」

エレン「はっアニを川から引き上げることに比べたら余裕だね」

アニ「あん?そりゃあ私が重いってことか?」

キャリュリュバギュギュ

アニ「!??」

エレン「あ、アニ!!」

アニ(やばっ、さっき落ちた時に装置が壊れてたのか!?)



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:03:36.90 ID:h8OBKD6j0

エレン「アニ!捕まれ!!」

アニ「エレン!!」


手を伸ばす
もう少しで、届く。


見える。

エレンの伸ばす、右手・・・その肩の包帯が・・・


アニ「っ」バシッ

エレン「ば、ばっかやろおおおおおおおお」

アニ「お前の怪我が長引くと困るって言ったろ?」

エレン「アニ!!!」

アニ(15mって所か?あたしなら死にはしねぇだろうが、痛ぇだろうな)



アニ!!手をっ!!



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:06:42.33 ID:h8OBKD6j0

ミカサ「はぁ、はぁ、はぁ」

アニ「な、何でお前が居るんだよ」

ミカサ「はぁ、はぁ。エレンのために決まってるでしょう?」

サシャ「ミカサ!アニ!大丈夫ですか!?」

ベルトルト「ふぅ。危なかったね」

ライナー「ったく。世話焼かせやがって。何時までもぶら下がってないでとっとと上がってこい!」

マルコ「流石アルミン。どんぴしゃだったね」

エレン「お、お前らまで・・・。っていうか演習はどうした!?」

ミカサ「一度ゴールして作戦目標は達した。だから大丈夫・・・だと思う」

ジャン「一応クリスタ達が点呼の代返してる。さっさと戻るぞ」



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:09:29.19 ID:h8OBKD6j0

教官「・・・イェーガー・レオンハート組帰着。これにて全訓練兵の帰着を確認。演習は終了とする」

エレン・アニ「はい」

教官「酷い格好だな」

アニ「色々あったので」

教官「では撤収準備!」

サシャ「あ、あの。お肉は・・・」

教官「サシャ・ブラウス。貴様は隠れて食べたのだろう?」

サシャ「あぅ・・・。はぃ・・・」

教官「・・・それと貴様ら」

ミカサ・ライナー・ベルトルト・マルコ・ジャン「っ」

教官「随分長い用足しだったな」

ライナー「・・・まーなれない環境なんで」

教官「貴様らは残って教員の撤収を手伝え。イェーガー・レオンハート・ブラウス。あとアルレルト、レンズ、スプリンガーもだ」

エレン・アニ・ミカサ・アルミン・ジャン・アニ・サシャ・クリスタ・コニー・マルコ・ライナーベルトルト「」

教官「他の訓練兵は乗車!撤収!!」



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:13:40.89 ID:h8OBKD6j0

ライナー「てめぇのせいだぞ」

エレン「わ、悪かったよ」

サシャ「お肉・・・」

コニー「サシャはそればっかだなっ」

クリスタ「でも無事でよかった。心配したんだから」

アニ「・・・良くあの場所がわかったな」

ジャン「アルミンが出発地からの大体の場所を推測してな。付近に来てからはサシャの感で探してた」

サシャ「山の事なら任せて下さいっ」

コニー「本格的に野生児だなっ」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:16:36.58 ID:h8OBKD6j0

ミカサ「まったく。貴方も何か一言位あっても良いんじゃないの?」

アニ「あるよ」

ミカサ「・・・」

アニ「その、みんな、ありがとう。助かった」

「・・・」

アニ「な、なんだよ。なんで皆黙るんだよっなんか言えよ!」

ライナ「あのアニが、ねぇ。エレンと何かあったのか?」

アニ「は、はあ!?なんでエレンが出てくるんだよ!」

ミカサ「・・・エレン?」

エレン「ん?」

ミカサ「・・・なんでもない」

ぎゃーぎゃーぎゃー



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:22:20.62 ID:h8OBKD6j0

教官「やかましいぞ貴様ら。撤収は終わったか?」

「「はっ」」

教官「・・・助教がもう1頭仕留めててな。禁猟区で取った獲物を街に持ち帰るわけには行かない。これも貴様らが片付けろ」

「「は、はいっ!!」」

教官「馬車は一台残しておく。それで勝手に帰隊しろ。我々は先に撤収する。本日は消灯時刻を回っての帰隊も許可するが、朝ははいつも通りだ。以上、解散!」

「「はっ!ありがとうございます!!」」

サシャ「に、肉きたあああああああああああああああ」

ライナー「っしゃあ!!誰か捌けるやついるか!?」

ミカサ「肉捌くのは得意」

クリスタ「私もお料理は得意ですっ」

サシャ「肉ならお任せっ」

アルミン(な、なぜなんだろう・・・。同じ事を言っているのに全然印象が違って聞こえるのは・・・)



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 00:27:08.46 ID:h8OBKD6j0

・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・



アニ「はいエレン。あーん」

エレン「あ、アニ!?」

アニ「なんだよ。肩上がらないだろ?」

エレン「い、いやでも、みんなが見てる・・・」

ミカサ「・・・」

クリスタ「・・・」

アニ「遠慮なんかしなくていいって。言ったろ?お前の怪我が長引くと困るってさ」




おしまい
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366379470/

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