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ワユ「じゃじゃーん!天・空!」アイク「……何?」

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 06:51:34.73 ID:+9o5aCm5O

移行完了



ワユ「へへっ、どうだい大将!様になってる?」

アイク「……驚いたな。まさかここまで模倣されるとは思わなかった」

ワユ「本当!?よぉっし、これで今度こそ大将に――」

アイク「……だが、実戦的じゃないな。残念だが」

ワユ「へ?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 06:57:19.69 ID:+9o5aCm5O

ワユ「な、なんでさ大将!さっきはカンペキだって――」

アイク「そこまでは言ってないが……まあいい」

アイク「技そのものは確かに申し分ないんだが……」

ワユ「大将にしては含みがあるね……一思いにハッキリ言ってよ」

アイク「……単純にお前向けの技じゃないってだけだ」

ワユ「え?」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:06:37.94 ID:+9o5aCm5O

アイク「そもそも天空は空中からの加速で相手の防御ごと斬り抜ける奥義だ。性質的には斬るというより叩き潰すに近い」

アイク「だから自分はもちろん、剣も相応に重くないと十全に効果がない」

ワユ「えっと……つまりあたしの体格じゃあんまり意味がないってこと?」

アイク「有り体に言えば、そうなる」

ワユ「ちぇーっ!これでやっと大将に一矢報いれると思ったのに!」

アイク「……俺に使うつもりだったのか?」

ワユ「当然じゃん!大将から盗んだ技ならまず大将に食らわしてやりたいし」

アイク「どういう理屈だ。ともかく、それはもっと駄目だ」

ワユ「えー」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:17:31.32 ID:+9o5aCm5O

アイク「相手が構えてる前で真上に剣を放り投げたら?」

ワユ「跳ぶまで隙だらけだね」

アイク「跳んだ瞬間をはっきり見られてたら?」

ワユ「楽に避けられるね」

アイク「そういうことだ。身軽な相手に使うような技じゃないんだ、この技は」

アイク「どうしても使いたいなら相手が分かってても避けられない状況を作り出す必要がある」

ワユ「そういえば大将が斬り込んでいく時に天空を使うのは見たことないね。よくよく考えてみれば」

アイク「専ら重装兵やラグズに放つための技だってことだ」

ワユ「ふーん……」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:22:59.95 ID:+9o5aCm5O

アイク「まあ、そういう訳だ。真似するのは構わんが、少なくとも俺には通じん」

ワユ「うぅぅ……そんな……」 ガックリ

アイク「別にこんなもの覚えなくたってお前にはあの連撃があるじゃないか」

ワユ「流星のこと?」

アイク「あぁ。生半可に俺を模倣するより、お前にはお前の持ち味がある」

ワユ「それは、そうなんだけど……うぅん」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:23:27.28 ID:Xpk/hfoJO

蒼炎と暁、どっちのアイクだ?



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:30:08.84 ID:+9o5aCm5O

ワユ「だって大将、その流星を普通に捌いてくれちゃうんだもん。正直自信なくしちゃうよ」

ワユ「だから大将の動きを盗めれば対策も見えてくるかと思って……」

アイク「……まあ、何も知らなければ不覚は取った可能性はあるが」

ワユ「えぇっ?」

アイク「ワユがそんなことするとは思わない、って意味でな」

ワユ「……それ、なんか遠回しにバカにしてない?大将」

アイク「まさか。奇策ってのは戦いの基本だ。それが合ってる合ってないはともかく」

ワユ「ありゃ」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:37:35.41 ID:+9o5aCm5O

>>10
特に意識してないけど時系列的には暁寄りかな



アイク「流星にしてもそうだ。極度の集中を要するからだとは思うが、軌道が一律すぎて的を絞りやすい」

ワユ「それは大将の目が良すぎるんだよ……」

アイク「とにかく、お前にはお前の持ち味があるんだからそれを殺して欲しくはないな」

ワユ「……そだね」

アイク「お前の踊るような剣の流れ、俺は好きだぞ」

ワユ「えっ!?」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:42:02.27 ID:2po7+na60

アイク「あと、剣に没入するお前の姿もな。俺も負けていられんという気持ちになる」

ワユ「あ、うん……そうだよね。分かってた」

アイク「?」

ワユ「とにかく奇策、奇策ね……わかった!今度こそ大将をぎゃふんと言わせてやるんだから、体洗って待っててよー!」 ダッ

アイク「……確かに首も体だが」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 07:50:30.36 ID:+9o5aCm5O

――――――

ワユ「――ってわけなんだけど、何か手はないかなっ?」

ヨファ「ずいぶん息巻いてるね、ワユお姉ちゃん……」

ミスト「今きっちり100戦して全敗だっけ?凄い執念だよね」

オスカー「まあ……今のアイクに真っ向勝負してもね」

ボーレ「俺様みたいになるのがオチだな」

ヨファ「ボーレ……それ言ってて悲しくならない?」

ボーレ「うっせ!俺は卑怯な手段が嫌いなんだよ」

ミスト「その姿勢は立派だけど……」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 08:04:14.78 ID:+9o5aCm5O

ティアマト「でも、ワユのスピードでさえ通じないなら私にもアドバイスしにくいわね。キルロイやセネリオなら何かないかしら?」

キルロイ「うーん……要は意識を逸らせればいいのかな」

イレース「……お肉を取り出して放り投げる、とか」

キルロイ「あはは……アイクなら通じそうだけど」

セネリオ「……一つ、手はあります」

ワユ「えっ、本当に!?」

セネリオ「……ただの思い付きです。一回きりの初見殺しですが」

ワユ「それでもいいよ!いやーセネリオさん大好き!」

セネリオ「……はぁ。つまりこういう事です」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 08:16:16.84 ID:aqNgeBvU0

・・・・・・

ガトリー「そんなのってありかよ?」

セネリオ「ルール上は問題ありません。とても真っ向からとは言いにくいですが」

シノン「……悪くない手だと思うぜ。後はプライドの問題だ」

ワユ「うーん……悔しいけどまだまだ大将には勝てなさそうだからねぇ」

ワユ「通じなかったらそれっきりだし。いいよ、やってみる!そんじゃ!」 ダッ

キルロイ「あっワユ!」

ヨファ「……行っちゃった」

ミスト「あのぐらいの挫けなさがないと、お兄ちゃんの相手は務まらない気がしてきたよ」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 08:22:29.10 ID:+9o5aCm5O

ティアマト「珍しいわね、あなたがワユに助言するなんて」

セネリオ「……あくまでアイクの為です。アイクには何度でも諦めずに食らい付いていくぐらいの人が必要だと思いますし」

ティアマト「……そう」

オスカー「ま、あとは出たとこ勝負ってとこじゃないかな」

ヨファ「勝てるといいね、ワユお姉ちゃん」

ミスト「……だね」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 08:26:09.05 ID:+9o5aCm5O

――――――

ワユ「たのもー!」

アイク「……随分早かったな」

ワユ「ピーンと閃いたからね!今度こそ勝ーつ!」

アイク「威勢はいいが……まあいい。――来い!」 グッ

ワユ「行くよっ大将!」 チャキッ



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 08:38:44.58 ID:0X9oNDgi0

ジリジリ

アイク(もう互いの制空権に入っているのに……何を企んでいる?)

ワユ「……とぉっ!!」 ビュン

アイク(な……天空!?バカな!)

ワユ「っ……やぁぁっ!!」 ダッ

アイク「何っ!?」グラッ

ワユ「でえぇぇいっ!」 スパァン

アイク「ぐ……剣をっ」 ドサッ
ワユ「はぁ……はぁ……」

ワユ「やった……不格好だけど……やっと一本……!」

アイク「……まさか、二刀流……いや、二本とはな」

ワユ「そういう決まりはなかったでしょ?」

アイク「……違いないな」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 08:46:41.76 ID:+9o5aCm5O

――――――

セネリオ『ワユは先程天空を覚えたって言ってましたよね』

ワユ『うん、まあ。見よう見真似だけど。でも大将には通じないって』

セネリオ『通じる通じないは問題ではありません。要は手札として意識させられているかというのが問題です』

セネリオ『ワユが天空を扱えると知っていれば、仮に剣を放り投げたとすればそちらに注意が向く。その一瞬が勝負です』

ワユ『目の良さが命取りだ、ってやつ?』

セネリオ『そういう事ですね』

ワユ『でもあたし丸腰になっちゃうじゃん。そこからどうすんのさ?』

セネリオ『別にもう一本持っててもルール上問題ないでしょう?』

ワユ『ああー……なるほど』

――――――



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 08:54:13.90 ID:+9o5aCm5O

ワユ「一回こっきりのぶっつけ本番だったけど、成功してよかったよ」

アイク「……あの一瞬を突ける速さがないと意味がない作戦だ。大した奴だ」

ワユ「こんなのはよくないって自分でも分かってたんだけどね……でも」

ワユ「どうしても今回こそは大将に勝ちたかったんだ」

アイク「……?」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 09:00:43.89 ID:GGmnN4Sw0

ワユ「最近巷の寓話で101回目のプロポーズって話を聞いてさ」

ワユ「諦めなかった男がついに恋を成就させた、っていうお話でさ。なーんか、あたしもそれにあやかろうかと思ってさ」

アイク「……なんの話だ」

ワユ「わっかんないかなぁー……これが101回目の試合なんだよ」

アイク「……数えてたのか?」

ワユ「そそ」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 09:07:18.11 ID:+9o5aCm5O

ワユ「はじめは勝ちたい一心で負け星を数えてたんだけどね」

ワユ「いつの間にか大将と戦える時間自体がすっごく楽しくなっててさ」

ワユ「あんなに嫌だったのに、大将の前だったら女で良かったかも、って少しずつ考えるようになってっちゃったんだよ」

アイク「……」

ワユ「てなわけで、いつか大将に勝つことができたら言おうと思ってたんだ。……こんな形になっちゃったけど」

ワユ「大将、好き。剣士としても、男としても、ほんとに大好きっ!」 ギュッ



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 09:16:43.26 ID:+9o5aCm5O

アイク「……本当に、俺でいいのか?愛想の一つも知らないような男で」

ワユ「むしろ、そんなだから好きになったんだよ。そのストイックな所とか、無骨さとか、もうたまんないねっ」

アイク「……そうか」

アイク「俺は、人を好きになるという気持ちがまだよくわからん」

ワユ「大将……」

アイク「……だが、お前といる時間は何より楽しいとは思う」

ワユ「た、大将……!」

アイク「今はこの程度しか言えん。それでもいいのか?」

ワユ「あったり前じゃん!離れようったって食らい付いてみせるんだから!」

ワユ「覚悟してよね、大将!」




終わり

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